日本では神仏習合と言われる時代が1000年ほど続き、神さまも仏様も同じという概念が浸透していました。廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)という運動が明治時代初期に興りましたが、その後も八百万の神という言葉に代表されるように、日本ではいろいろな神さまが信仰の対象となってきました。
今でも神棚に地元の氏神さん、阿蘇神社、天照大神というように神道を祭る他にも、ご先祖様を祭る仏壇があり、家の中にも複数の信仰が混じり合っています。
その影響からか縁起を担ぐ文化も発展し、家庭に福を招き寄せるといわれている七福神や福の神の人形やオブジェを飾ることも好まれています。それもあって、阿蘇のおばあちゃんちでは福の神のオブジェを飾っていますが、これは阿蘇の田舎ではよく見かける風景でした。
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